Slavic Pride 09 (16 May 2009) Support Banner 「スラヴィック・プライド」(5月16日(土)@モスクワ)応援バナー



昨日12日から、欧州大陸の歌の祭典、ユーロビジョン・ソング・コンテスト 2009(5月12日−16日@モスクワ・オリンピック・スタジアム)が開催されている(公式サイト)モスクワ。
その最終決戦日の5月16日(土)、国際反ホモフォビアの日 International Day Against Homophobia = IDAHOの前日に、プライド・パレードが開催される予定です。
  
今年のパレードは、去年までの「モスクワ・プライド」とは異なり、ロシア・ベラルーシのLGBTアクティヴィストが共同で開催する、スラヴ諸国のLGBTのための「スラヴィック・プライド09」です。

  
GAYRUSSIA内のSlavic Pride 2009ページ(ロシア語。英語ページもあります)
  
しかし、id:miyakichiさんの次のエントリに詳しいですが、モスクワ市当局はこのパレードを認めておらず、参加者は逮捕するとの予告を出しています。
モスクワ市当局「ゲイ・パレード参加者は誰であれ逮捕する」−みやきち日記
オランダ人歌手「モスクワ警察がゲイパレードを弾圧するなら、ユーロビジョンには出ない」−みやきち日記
  
そのほかの日本語ニュース:
モスクワでパレードが中止に?:市政府が公然とパレードの妨害を宣言−ゲイライフ・ジャパン
  
現モスクワ市長ユーリ・ラスコフ市長は、2006年の第1回モスクワ・プライド以来、徹底してプライド・パレードを弾圧し続けてきました。
Moscow Pride - en.Wikipedia
  
Spiegel Onlineのフォトギャラリーには、ネオナチや宗教右派のグループがパレード開催に反対する署名活動を行っている様子や、「モスクワはソドムの街ではない」というプラカードを掲げているところが伝えられています。
  
このままでは、ユーロビジョンのために欧州全地域から集まっているアーティストやプレスのまえで、よりによって国際反ホモフォビアの日の前日に、パレードに参加したLGBTが"また"殴られ、逮捕されるニュースを聞かねばならないのでしょうか。
  
16日が3日後に迫ったいま、何もできない人間が何を言っても何にもなりませんが、せめてパレードに参加する人たちの安全を祈り、土曜日まで情勢を見守るために、応援バナーを作りました(ドヘタですが)。
  
UK Gay Newsが5月10日から立ち上げている、ユーロビジョンの進行とパレード開催をめぐる動きをリアルタイムでレポートするページ(Moscow Gay Pride and Eurovision Latest - UK Gay News)にリンクしてあり、最新のニュースをフォローできます。