メフディ・カゼミさん、英国で5年の在留許可を認められる


nofrillsさんのtnfukから、朗報です。


tnfuk −イラン人19歳男性について、朗報


現在英国にいる、イラン人のゲイの青年、メフディ・カゼミさん。


英国留学中、イランにいるボーイフレンドが処刑され、同性愛行為を死刑とする刑法を持つ母国へ帰国することが不可能になった彼は、英国政府に難民申請をし、却下されました。
イランへの強制送還を恐れて欧州大陸に逃れた彼は、結局、この3月にオランダから英国に送還されてしまいましたが、英国での支援者たちの精力的な支援活動と、世界的な注目が功を奏してか、英国内務省は彼の難民申請の見直しを約束しました。


当ブログでの関連エントリ
2008年4月2日−イラン人ゲイ青年メフディ・カゼミさんの現在
2008年2月20日−19歳イラン人ゲイ、2月26日オランダから英国へ送還、イランへ強制送還の恐れ


果たしてどのような結果が出るか、気がかりだった人も多いと思いますが、nofrillsさんが知らせてくださった記事によると、今週に入って、彼に対する5年の在留許可が下りたとのこと。


カゼミさんを親身に支える親戚の人たち、ずっと彼を支援してきたGayasylumukのオマル・クッドゥースさん、英国の人権派の議員など、さまざまな人たちの努力が実ったのでしょう。


英国時間の20日(火)に、数多くのニュースが報じているようです。
詳しくは、nofrillsさんの上掲エントリ、およびカゼミさんの支援サイトから−


Save Mehdi Kazemi - Tuesday, 20 May 2008 - News reports updates


5年という期限つきの在留許可ですから、カゼミさんの安全は完全に保障されたわけではありません。しかし、強制送還されるかもしれないという不安のストレスからひとまず解放された、とは言えるわけで、20歳になったばかりのカゼミさんのために、嬉しく思います。


nofrillsさんの記事から−


 19歳という年齢で精神的にきつい状況で長く過ごさざるを得なかっただけでなく、英国から逃げ出したり、オランダでハンストをしたりで身体的にもいろいろときつかっただろう。今はとにかく、信頼できる人たちと一緒に、ゆっくりしてもらいたい。


本当にそう思います。
とにかく、カゼミさん、支援者の方たちに、おめでとう、お疲れさま、と言いたい気持ちでいっぱいです。


(nofrillsさん、詳しい情報を、ありがとうございました。)