在英イラン人レズビアン,ペガーさん強制送還問題


ペガーさん支援サイト ペガーさん強制送還反対


ペガーさんの強制送還に反対するオンライン署名(英語) (署名運動継続中)
支援サイトによるオンライン署名ページ日本語訳(英国国務省宛要望書の和訳と、署名の方法の日本語による説明があります)


前々エントリでも取り上げた、nofrillsさんの新しいエントリ(支援サイトでもこの問題に関する詳細な資料・分析アーカイブとして紹介されている)
tnfuk-ペガーさんの強制送還命令はとりあえず解除


8月28日の強制送還は解除となったペガーさん。
支援サイト8月31日付最新エントリによれば、ペガーさんの処遇に関する書簡が欧州議会議長から英首相ゴードン・ブラウン氏に送られることになったそうだ。


しかし、ペガーさんが収監施設から解放された、という情報は、まだ見あたらない。
数日後の自分がどうなっているか分からないプレッシャーの下での収監生活が、心身にどんなストレスを与えるか、想像もできない。


これは日本の事例だが、迫害の危険を逃れてきた身でありながら、収監施設で犯罪者のように扱われる難民申請者たちがどのように心身の健康を壊されているか、というレポート。

アムネスティインターナショナル日本支部・湘南グループ(31G)−入国管理センター・入管収容所での在日難民、在日外国人医療実態(2005年)


一日も早いペガーさんの身柄の解放、難民申請の再審査と認定を願いたい。


nofrillsさんの一連のエントリを読むと、ペガーさんの問題は、同性愛者に限らず、迫害の危険にさらされた人の生命と安全を守るためのルートとシステムが、現在世界で健全に機能しているか、という問題である、というのが分かる。


イタリアがペガーさんの受け入れを申し出ていることで、彼女の身の安全は保障されているが、難民条約加盟国の英国が同性愛者難民強制送還の先例を増やすことは、難民保護のためのシステムをいくらでもないがしろにしてもいい、という悪しき前例をどんどん作ってゆく、ということだ。


そういうことをやっているのが、日本なのだが。


今後の経過を、また注視したい。