イラン人レズビアン、ペガー・エマームバフシュさん強制送還のタイムリミット迫る。

その後の状況(9月6日現在)


8月28日に予定されていた強制送還は見送られたが,ペガーさんは収監施設から解放されておらず、その後の処遇がどうなるかも、まだ明らかにされていない。
慎重を要する状況を鑑み、各支援グループからは英国国務省へのメール・FAXは停止が呼びかけられているが、オンライン署名は引き続き行われている。


オンライン署名
支援サイトによるオンライン署名ページ日本語訳
(英国国務省宛要望書の和訳と、署名の方法の日本語による説明があります)

28日(火)午前9時(日本時間)時点での状況


英国時間の本日の午前中、ペガー・エマームバフシュさんの支援グループFriends of Pegahが地元の国会議員リチャード・カーボーン氏とミーティングを行い、それを踏まえてカーボーン氏が入国管理局に働きかけを行うそうだ(支援サイト8月27日現在の状況参照)。
UKと日本の時差は現在サマータイムで8時間(日本の28日午前9時が、UKの28日午前1時)。
署名・メール・FAXはまだ間に合うので、まだまだぜひ支援に参加を。


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各所で話題になっているが、英国で難民申請を受諾されず、明日イランへ強制送還されようとしているイラン人レズビアン、ペガー・エマームバフシュさんのタイムリミットが近づいている。強制送還の予定は英国時間明日28日21時。


経過・オンライン署名の方法・英国内務省への訴えかけの方法については、こちらの支援サイトを参照。

ペガーさん強制送還反対


事件の背景の分かりやすい解説としては、UKのニュースを発信するnofrillsさんのこのエントリもぜひ参照。
ペガーさんの難民認定申請却下・強制送還決定にいたる背景を膨大な資料で緻密に追い、その上で、彼女がUKに在留を認められるべき理由を丁寧に説明している。
tnfuk-難民申請却下でイランに送還されそうなペガーさんの件、説明(1)
tnfuk-難民申請却下でイランに送還されそうなペガーさんの件、説明(2)


オンライン署名
「Click Here to Sign Petition」をクリック→「Name」「E-mail Address」「Comment(任意)」を入力


現在(日本時間27日19時)のところでは、
イタリア法務大臣ヴェルディみどりの党)党首が英国を批判、エマームバフシュさんのイタリアへの受け入れをメディアで公表した(確約かどうか、不明だが)。
日本でも今日の午後支援者が尾辻かな子氏とともに英国大使館に赴き要請書を提出したそうだ。
しかし、UK Indymedia-Sheffieldでは、まだ希望の持てそうなニュースは出ていない。
オンライン署名は現在4000件余。あまり多いとはいえない。


上記の日本の支援サイトによれば、27日(月)は英国は休日だったそうで、状況はまったく動いていない。
明日28日(火)に、すべてが決まることになる。


英国時間の28日朝、登庁した内務大臣が仰天するほどの署名・メール・FAXが集まっているよう、まだ何もしていない方は、もう遅いと思わず、試みて欲しい。


英国時間28日21時というのは、本当のタイムリミットだ。この時間にエマームバフシュさんは飛行機に乗せられてイランに送還される。
難民として受け入れられず、強制送還されたイラン人同性愛者が、空港で即時逮捕されたという前例はすでにある(2000年に日本に難民申請したシェイダさんのサイトを参照)。


できることは少ないが、少ないことでも、なんとか協力を。
是が非でも明日の朗報を祈って。