The AfterElton.com Hot 100 List発表〜〜!!!
前に取り上げたAfterElton.comのThe After Elton.com Hot 100 List（AfterEltonが選ぶセクシー男TOP100）が発表になりましたよ〜
お姉さんサイトAfter Ellenのいわば元ネタ企画、AfterElen-Hot 100の仕様からして超期待してたんですが、期待通り…フッフッフッフッ…(←気味悪い)。
ゲイが選ぶセクシー男のゲイ好み厳選セクシー画像つきっ！
2006年の次の年は2007年、の企画であるからにして、1位はアノ人です。彼の愛に涙した人は、喜びましょう(笑)。
AfterEltonはゲイサイトなわけですが、ゲイが選ぶイイ男ってどんな男か、ノンケさんも見てみましょう。
で、「ゲイってどんな男が好みなの？」とやたらに怖がって知りたがるノンケ男性や、「いやゲイが好きなのは髭ガチムチで〜」と知ったかするノンケ女性(時々いるよね)は、ごくシンプルに理解しましょう。―「要するに、イイ男が好きなんです」
AfterEltonはけっこうマジメでもありますから、「顔だ体だ」だけじゃありません。
「ゲイコミュニティーが支持するタレント」というスタンスも、強く出してますね。
たとえば8位のT.R.ナイト。好感度系イケメンな彼ですが、選ばれたのは昨年のイザイア・ワシントンによるアウティング騒動、はっきりいって政治的理由でしょう。「がんばったね、みんな応援してるよ」賞なわけです。
ノンケのタレントも、映画やドラマでゲイ役を演じた俳優、ゲイフレンドリーな俳優がぜんポイント高かったりします。
ただセクシーだから、問答無用、ってのも、モチロンありですが。
ところで(僕が応援していた)ガエル・ガルシア・ベルナルさんは17位でした。もーちょっと行くかと思ったのに、残念。
で、その選評(?)ですが―
17. Gael Garcia Bernal
Gael Garcia Bernal is a versatile Mexican actor who has played major roles in several gay themed movies, including Bad Education and Y Tu Mama Tambien. From a young age Bernal not only exhibited a strong passion for acting, but proved to be quite talented. At 17, he became the first Mexican-born applicant to earn a spot in London’s Central School of Speech and Drama. So far he has twice been cast as the infamous Che Guevara, first in the miniseries Fidel and then in the feature film Motorcycle Diaries. In short, Bernal is a young actor both on the rise and easy on the eyes.
うわっちゃー言われてるよ…「悪名高いチェ・ゲバラを2度演じた」。アメリカは亡命キューバ人・亡命キューバ人ゲイも多いし、つきつめるとゲイ的にはどーしても許せないということになるのか(これについては、このエントリの追記を参照)。
ガエルさんのエロ画像セクシー画像をもらったのでよしとする。
7月26日追記
「ゲイが選ぶセレブ」のキーワードで飛んでくる人が増えてるな、と思ったら、ABC振興会さんで取り上げられているんですね、Hot 100 List。
ABC振興会―ベッカムは△ トム・クルーズ圏外！ゲイが選んだセクシー・セレブ100結果
海外のことだし、堂々選ばれたセクシー・セレブズも有名俳優だったり、みなさん「へ〜っ」という感じで面白く思ってるんでしょうか。僕としては嬉しいです。
前から取り上げようかどうか、ちょっと迷ってたんですが、ここで昨年、AllAbout同性愛が900人のゲイにアンケートした「ゲイが好きな男 Best5」が発表されたときのネットの反応を、思い出してみましょう。
「ふーん」という感じの反応もありますが、「ネタ扱い」が多い。2ちゃん系掲示板の反応なんかは、とにかくひどいですね。これ↓なんかは、そうしたものの典型でしょう。
人の好みは十人十色。「たまたま好きになった人が同性だっただけ」という同性愛者の方々を見かけることがネットの発達でわりと多くなった。あなたの隣にいる人も実はアナルを狙っているかも!? とヒヤヒヤしてしまう昨今、「All About」で「ゲイが好きな男」という気になるランキングが発表されていたぞ。
雑誌やその他のメディアでしょっちゅう登場する「女性が好きな男性ランキング」「女性にモテる男性ランキング」、あれを、「世のヘテロ女どもは俺のちんこを狙ってるかも？」「世の男どもはあたしのマンコを狙ってるかも？」と思いながら読むんだろうか？
この「にゅーあきばどっとこむ」の記事については、HODGEさんの批判のエントリがあります。
HODGE'S PARROT−猥褻の裏面において何が起こっているのか 「にゅーあきばどっとこむ」の記事に対して
女性の好きな男はイイ男、男性が好む女性はイイ女。
レズビアンが選ぶ女はイイ女。ゲイが選ぶ男はイイ男。ただそれだけじゃないですかね？
なぜ、「ゲイの好きな男」だけ、「アナルを狙われる（ヒヤヒヤ）」といった揶揄を受けなければならないんでしょう？
AfterEltonの企画をはじめ、こんな「〜が選ぶ〜」なんて、結局ただの遊び、大した意味は持ちません。
それでも人は楽しむし、選ばれたタレントには、それなりの栄誉、「ハク」がつくでしょう。
『ブロークバック・マウンテン』でひたむきに生きた同性愛者を好演し、その後もゲイ・フレンドリーな行動(たとえば、ゲイ・ミュージシャン、ルーファス・ウェインライトのコンサートに飛び入り参加するなど)が印象的なジェイク・ギレンホールが、熱烈な支持を受けて「No.1セクシー・セレブ」に選ばれたのは、まぎれもなく彼の栄誉でありハクです。
もちろん彼は異性愛者で、そういう意味ではゲイに愛されても意味ないでしょう。でも、彼の魅力の証明であることには、変わりありません。
AllAbout同性愛の「ゲイが好きな男性Top5」で１位になったのは柔道家の井上康生さんです。(僕が彼をタイプと感じるかは別として、)彼が選ばれた理由は、僕にはよく分かります。
あの体躯と柔道の才能から感じられる男らしさ、頼りになりそうな、誠実そうな性格。AfterEltonみたいな欧米のランキングではギラギラとセクシーなイケメンが選ばれますが、どちらかというと素朴な人柄を感じさせるスポーツマンが選ばれるあたり、日本だなと感じます。
ノンケの井上さんはゲイに慕われてもいいことはないし、アプローチされたりすれば困るだけです。それでも魅力を評価されるというのは、彼の栄誉なのです−と、考える僕の方が、おかしいのでしょうか？
ゲイからも女性からもモテる男は、最強のイイ男だ−それはものすごく分かりやすい、簡単な話だと思います。
