同性愛許容度の国際比較で日本は21位(58国中)


成城トランスカレッジ!さんのところで、「図録・同性愛許容度の国際比較」という統計を見る。


社会実情データ図録−図録・同性愛許容度の国際比較


「全く間違っている」(1)から「全く正しい」(10)まで、同性愛許容度を10段階で調査。


日本は58カ国中、21位。平均同性愛許容度は、4.4。ややネガティブ評価寄りだが、許容度は中間程度、ということか?
全体として見れば、上位、許容度は高いほう。


日本より上位の国は、1位のオランダを筆頭に、北欧、西欧諸国の「同性愛先進国」が並ぶ。こういうのを見ると、「同性愛許容度」の数字は、過去に同性愛文化が栄えたとか宗教的理由とかというより、いま現在の制度や世論・教育にいちばんに左右されるのではないか、と感じられる。


別に、「10段階比較の回答率(%)」というのもある。
オランダが「絶対に正しい」47.6%で、1〜9の回答もチョコチョコあって平均許容度7.8なのに対し。
日本は、「絶対に間違っている」が26.2%とダントツに高く、しかし2〜10も5〜10%とそれなりに一定率あって(真ん中の5が13.9%と割と高く、「絶対正しい」が8.3%と結構それなりにある)、平均4.4が出ている。回答率88.1%だから、11.9%=約1割が無回答または「分からない」。
日本の「ややネガティブよりの曖昧さ」が、滲み出ているような気がする(笑)。


死ぬまであと何十年か同性愛者として生きてゆく予定の僕としては、これが少しずつでもポジティブな方向に伸びていってくれたらなあと思う。