なぜ必要になったのか


4月の統一地方選・東京都中野区議候補の石坂わたる氏へのインタビュー。


ゲイジャパンニュース―中野区議候補 石坂わたる氏に聞く2007/03/25


石坂わたる候補公式HP



質問も石坂氏の回答も充実しています。

Q.いつカミングアウトをされましたか?
Q.カミングアウトしたときの周囲の反応はいかがでしたか?
Q.出馬を決めた最も大きな理由は何ですか?また、当選後にはどのようなことがしたいですか??
Q.カミングアウトをして出馬することに困難なこと、または有利なことなどはありましたか?
Q.なぜ、日本のLGBT当事者やLGBT市場・経済は、海外に比べて静寂を保っていると思われますか?
Q.日本のLGBTコミュニティー全体に対してどのような未来を予想していますか?
Q.日本のLGBTコミュニティーLGBT権利をより良くするには、今どのようなことが必要だと考えていますか?
Q.有権者LGBTに対してメッセージがありましたらお願いします。
Q.家族、パートナーに対して、メッセージなどがございましたらお願い致します。


しかし、第3問、「Q.出馬を決めた最も大きな理由は何ですか?」の回答には、とても深刻な言葉が。

一つは東京メトロポリタンゲイフォーラムの活動を通じて感じた現状への危機感。 東京メトロポリタンゲイフォーラムでは政治家に対してアンケート調査を実施しているが、以前は回答をくれていた政党や政治家が、回答すること自体を拒否したり、教育の中でセクシャリティに対する肯定的な意見をくれなくなっている。以前中野区議に対してアンケートを行ったときも、新宿等のゲイが多いと思われる地域に比べてアンケートの回答率が低下傾向が大きいと感じた。
『多様化』というキーワードが、社会の右傾化に伴って、重視されなくなってきているのではないかと感じている
 もう一つは、昨年起きた新木場での暴行事件。加害者が少年ということで愕然とした。幼いころからの教育が適切に行われていれば、こんな事件は起こらないのではないかという思いが強い。教育に携わってきたものとしても、性や偏見といったことに対する教育の重要性は強く感じている。


LGBTの政治家の登場には、「進歩」とかなんとかではなく、「せっぱつまった状況である」という面も。