東京プライド・東京都知事選候補者アンケート


東京都知事選に向けて、東京プライド東京都知事選立候補者にLGBTの権利についてのアンケートを配布したそう。


東京プライドによる都知事候補アンケート



質問は5点。

1 東京プライドパレードについて
2 同性パートナーシップについて
3 性的少数者の人権推進について
4 学校教育と性的少数者について
5 HIV感染症エイズについて


質問数は少ないようだけど、目を引くのは、質問のひとつひとつがすごく詳細で具体的なこと。たとえば2の同性パートナーシップについては、

2 同性パートナーシップについて
 現在、日本では法的に結婚した男女しか「家族」と見なされず、民法をはじめ、税法、公営住宅法など諸法規も、男女のパートナーシップ以外を想定していなかったり、排除しています。しかし、国にかかわる法律を変えなくても、自治体レベルで同性パートナーシップを保障することが可能な場面があります。大阪府は、大阪府住宅供給公社の賃貸住宅にハウスシェアリング制度(非親族同士の入居を認める)を導入し、同性カップルにも門戸を開きました(府営住宅は公営住宅法の要件により、同性カップルの入居は不可)。また大阪府立病院では同性のパートナーを面会や看護から排除しないことを、担当者が府議会で答弁しました。
 貴台が都知事に当選された場合、同性パートナーシップの保障について、検討が可能だと思われることをお知らせください。

 ・同性パートナーシップの当事者らが、知事と面会する
 ・東京都住宅供給公社の賃貸住宅の募集において、同性カップルの申し込みを受け付ける
 ・都立病院での面会や看護において同性パートナーを排除しないことを、都議会などで明言する
 ・東京都職員の同性パートナーに対して、異性の配偶者と同等の権利を認める
 ・その他
 ・なにも行なうことはない


大阪府ハウスシェアリング法(尾辻かな子さんの功績)を例に挙げ、回答も具体的に設定。前文には「回答は控えコピーを取っておいて下さい」とあるし、ほとんど「公約のとりつけ」に等しい(笑)。よくできてる。


「1 東京プライドパレードについて」では、こんなことが。 

(「関西レインボーパレード」と「レインボーマーチin札幌」の)前者には大阪府知事大阪市長がメッセージを寄せ、後者には北海道知事と札幌市長がメッセージを寄せ、さらに札幌市長はパレード後の集会に参加してスピーチするのが恒例になっています。
 貴台が都知事に当選された場合、東京プライドパレードに対してどのようなことができますでしょうか。


そう、大阪と札幌のパレードには、ちゃんと大阪府知事と北海道知事が挨拶を送り、実質パレードに関与している。これは各都市でのパレードの認知に、すごく大きな影響があるだろう。


やっていないのは東京のみ。なぜ? 答)石原だったから(怒)。


どんな回答が出るのかな?楽しみだ。