ケンのしんじつ

キッズgoo−キッズgooサーチは情報量が多いからさがしたいものがきっと見つかるよ。ふりがなもつけられるのでとってもべんり!


キッズgooサーチでフィルタリング対象になっていることをいまさら知った有害ブログGO WESTですこんばんは。
「どうせいあい」や「げい」はニュースサイト以外自動的に弾かれている雰囲気ですね。


このブログに書くことはよい子の小学生のみんなの目に触れることを気にしなくてもいいと分かったところで、よい子のみんなが大好きなお人形の話でもしましょう。


人形作家・マーガレット様の日記(あっ、このかたの日記もフィルタリングされていますね)で、バービーの元カレ・ケンがゲイだと教えていただきました。


マーガレットの妄想日記ー「ゲイドール・その2」


「Barbie Ken gay」で検索すると,ほんとうに関連ページが続々ですね。あっ、もちろん、キッズgooではフィルタリングされていますとも。


ここに引用するのはそのひとつ、バービーとケン、3年前の離婚報道です。


TheDailyFarce.com「ケンとバービーの破局は同性結婚の合法化のせい:ケン,サンフランシスコに移住」

ナショナル・ニュース
2004年2月 日曜日
TheDailyFarce.com - Marcelo Lewin


43年の結婚の思わぬ結果として、「ケンとバービー」のケンは今日とうとうバービーと別れることを発表した。


「いい結婚生活だったよ」ケンは語った。「だが、僕の人生を通して嘘の中に生きてきたんだ!理解できるかい?もう耐えられない!僕は同性愛者だ!そうだ、ゲイだ!僕はクローゼットを出た。僕はいま自分らしい人生を生きようとしているんだ!」
ケンが実はゲイだという噂はここ数年流れていたが、彼のマネージャーはいつも噂を全否定し、「見ろ、彼はゴージャスな女性と結婚している。どうして彼がゲイなんだ」と語っていた。しかし、彼は一度もバービーとキスしているところを見られたことがなく、結婚して43年経っても子どもを持たなかった。


我々はケンと話し、何が彼を最終的にカムアウトさせ、自分がゲイだと受け入れることを促したのかと尋ねた。
「そうだね。僕は同性結婚を禁止しようとしているマサチューセッツの例に従っていたんだ。それから、サンフランシスコでは、市長がゲイやレズビアンに実質的な結婚を許可していると聞いた。そこで僕は自問した。なあケン、もし今行動しなければ、おまえはクローゼットの中で死ぬことになるんだぞ!そこで僕はバービーと長い話し合いをした。彼女に真実を告げ、彼女に僕の長年のパートナー、ブルースを紹介した。今,僕らはサンフランシスコに行ってとうとう結婚しようとしているんだ!」


「私はショックだわ」とバービーは語った。「ああ、私が何をしたから彼はゲイになっちゃったの?これは私のせい?はっきりしたサインはなにもなかったの。でも、私たちは43年間セックスしたことがなかったわ!一度も!彼はいつも自分の『ビジネス・パートナー』と旅をしていて、分かるでしょ、ブルースよ。でね、彼は『ビジネス・パートナー』以上の存在だってことが分かったの。彼が自分らしく生きたいと望んでいるのは分かってる。でも、私は?私はどうすればいいの?」


我々はバービーに、もし彼女とケンが一度も寝ていないなら、数年前に妊娠したのはどうしてかと尋ねた。「彼は私とセックスしたがらなかったの、インポだから」バービーは語った。「少なくとも、そう説明してたわね。あたしたちは不妊に悩む人たちがかかるお医者さんのところに行ったわ。医者は人工授精を勧めて、そうしたの。残念だけど、妊娠第1期に流産してしまったわ。ひどいトラウマ的な時期だった。それからあたしは呑むようになったの」


「僕はバービーは大丈夫だと思う」ケンは語った。「彼女はタフな子だ。離婚は簡単にいくだろう。僕はただブルースと一緒にいたいんだ。一緒に貯めていた財産のことはまったく気にしていない。全部彼女のものだ。でも、僕らが一緒にパーティーに行くときによく着ていたきれいな白いドレスは別にして欲しいな。僕はすごくあのドレスが好きだし、ブルースも僕がそれを着るのが好きだったんだ」


マテル社は、同性愛者コミュニティにおいて人形が目指す新しい路線について、ケンと交渉している。その名も「ケンとブルース」。「あそこにはたくさんの同性カップルが子どもを育てていると思う。彼らにふさわしい玩具があるか、確かめたい」。マテル社のVP(希望により匿名)は語った。「だから、我々は、ケンとブルースがそういった子どもたちの立派なロール・モデルになると信じている。ケンとブルースはまた、様々なセレブ人形と一緒に登場することになるだろう。ヴィレッジ・ピープルとかネイサン・レーン*1とかリチャード・シモンズ*2とか」。


2人の離婚は2月終わりに決着がつく。ケンはすでに夫婦の美しいプラスチックの邸宅を出て、パートナーのブルースとともにサンフランシスコで暮らしている。来週そこで結婚する予定。バービーは、ケンがブルースとともにサンフランシスコに移住したのち、再び飲酒を始め、たぶんベティ・フォード・インスティテュート*3に入所するとの噂。


というわけで、ケンはカミングアウトしバービーとの結婚を平和的に(?)解消しパートナー・ブルース(って、誰だ)との結婚生活を求めてgo westしたのでありました。
バービーは気の毒ですが、がんばれ!ゲイの夫を持ってた女優にはゲイ・アイコンの座が約束されているぞ*4


ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)

ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)

*1:プロデューサーズ』の主演のゲイ俳優。

*2:エアアロビクスとダイエットのインストラクター。

*3:フォード元大統領夫人が自らのアルコール依存症治療経験を活かして設立したアルコール・薬物依存者用センター

*4:歴史に名を残したゲイ・アイコン、ジュディ・ガーランドの娘で自身ゲイ・アイコンであるライザ・ミネリの夫ピーター・アレンはゲイでした。