「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」

原題「Follow My Voice: With the Music of Hedwig」(2006)。
9月22日から東京・大阪、全国順次公開予定だ。


「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」公式サイト


IMDb-Follow My Voice: With the Music of Hedwig

 2001年、世界に一大「ヘドウィグ」ブームを生み出し、今夏公開の新作『ショートバス』で再びセンセーションを巻き起こさんとしているジョン・キャメロン・ミッチェルと、音楽プロデューサー、クリス・スルサレンコ、そして多数の個性派ミュージシャン達が一堂に会して、NYのLGBTQの青少年のため学校「ハーヴェイ・ミルク・ハイスクール」の為に立ち上がった。


 そのプロジェクトは『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチHedwig & The Angryinch』のナンバーをそれぞれのミュージシャンがカバーし、チャリティ・アルバム『ウィッグ・イン・ア・ボックスWIG IN A BOX』を制作する事。


公式サイト解説から

Wig in a Box

Wig in a Box

0ff Records - Wig in a Box


ハーヴェイ・ミルク・スクールを擁するThe Hetrick-Martin Instituteのサイト
The Hetrick-Martin Institute - Home of The Harvey Milk High School
Harvey Milk School-Wikipedia.en



原題の「Follow My Voice」は、当然「Wicked Little Town」の歌詞「So when you've got no other choice/You know you can follow my voice(他に何もできないのなら、僕の声についてくるといい)」から来ている。ジョン・キャメロン・ミッチェルのLGBTQの子どもたちへの気持ちがこもったタイトルだろう。


ジョン・キャメロン・ミッチェルハーヴェイ・ミルク・ハイスクールのLGBTQの生徒たち


「ヘドウィグ〜」の名声か、音楽映画として売れるからか、LGBTQについてのこんな地味なドキュメンタリーを単館上映じゃなく「全国順次公開」してくれるというのが嬉しい。とはいえ、田舎モノの僕が観れることになるのか?はまだ不明。
DVDを買ってしまうほうが、早いかもしれない(字幕なしはツラいけれど。字幕版は…もっと時間がかかるか)。

Follow My Voice [DVD] [Import]

Follow My Voice [DVD] [Import]


オノ・ヨーコが「Hedwig's Lament」を歌っているのはもちろんだが、「Midnight Radio」がシンディ・ローパーというのがすごい(上のOff Recordsのサイトで少しだけ試聴できる)。
ルーファス・ウェインライトの「Origin of Love」なんて、必聴だ。


The Origin of Love - Rufus Wainwright