トゥールーズ=ロートレック「女ともだち」
タイトルを憶えていない…これで良かったか?*1
なんだか妙にこの絵が見たくなったので、イメージ検索でゲット。
アンリ・トゥールーズ=ロートレックは、貴族の生まれだがキャバレーに埋もれて歓楽街の人間群像を描きまくった。彼の作品には、レズビアンの絵がたくさんある。踊り子や娼婦で、仕事でノンケ男に媚びや色を売りながら、オフでのんびりゴロゴロいちゃいちゃ愛し合っているレズビアンの絵を何枚も残している。
いまふうに言えば、「レズビアン萌え」の人だったのだろう。
いくら芸術と持ち上げられていようが、「レズポルノ」的なエロ関心で描いたとしか思われない絵は美術史上クサるほどある(で、それにこじつけっぽい解説がつけられたりして、妙におかしかったりする)。
ほとんどが女性のハダカをダブルで絡めて倍楽しい、みたいなもんだと思うが、そのなかでロートレックの「レズビアン画」は、とても心地いい。
この絵なんか、レズビアンカップルがふかふかのベッドに埋もれて、あったかそうで、いいなあ〜気持良さそうだなあ〜とうらやましくなってしまう。(いま眠いせいだろうか?)
トゥルーズ=ロートレック(1864-1901)はもちろんノンケで、子どもの頃の不幸な事故で障碍を負い、身長が140cm以上伸びなかった。自分が弱者だったから、歓楽街で使い捨てのモノのように命をすり減らして生きる踊り子や芸人や娼婦たちを共感をこめて描いたーなんて話は、解説に必ずつく。
とくに、レズビアンの絵がいい。
ロートレックはお世辞にも女性を美しく描かない。媚を売っている踊り子や娼婦は顔を歪めてるみたいで、はっきり言って醜悪だ。
そんなブス(?)な女性たちが、のんびり愛しあい始めると途端にかわいくなる。
いったいどんな心の持ち主だったんだろう、この人は。
そんなことを思いながら、あ〜気持良さそうだな〜俺もこんなふうに寝てえ〜と思いながら、目下連日労働中。
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Toulouse Lautrec's Sketches of Lesbians*2
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