アラン・カミング×シンディー・ローパー「三文オペラ」
おお。今さらこんなのに気づくのって、遅過ぎだろうか。
2006年第60回トニー賞授賞式で、アラン・カミングがシンディ・ローパーと「三文オペラ」を歌ってる画像があったよ。
60th Tonny Awards-Three Penny Opera (2006)
かあ〜っこいいわ〜〜〜〜あ!アラン姐さん!!(もちろんシンディ姐さんも)
アラン・カミングは、全然イケメンでもなんでもない。ラッキョウみたいな頭してるし。
でも、イケメンにもセクシーにも、何にでもなってしまう。シブいオヤジからエロ星人(?)まで、普通のにいちゃんからドラアグまで。それは芸達者というより、「いったいコイツは何者なんだ」という感じがする。
強烈な個性でなんでも「カミング色」に染めてしまうのに、「こういう男」という輪郭がない。ヌルヌルと変幻自在。「クィア」という言葉が似合う俳優といったら、僕はまずこの人が思い浮かぶ。
これはファンが作ったスライドショウ。上手だね。やっぱりこの変幻自在ぶりに惹かれるんだね。
ミュージカル映画『キャバレー』(1972)は僕にとって、ライザ・ミネリの魅力に脳天をやられる思いがした(で、俺はゲイだと思った)思い出深い映画。
で、このミュージカルは、サリー(ミネリ)が歌うキャバレーのショウを仕切るヘンタイホスト、MCがいなきゃ成り立たない。
ブロードウェイでやってたリバイバルで、MC役がアラン・カミングだと知ったとき、「そりゃ他にいないだろう」と思った。彼のためにあるような役だよね、これは。
52nd Tony Awards-Cabaret-Willkommen (1998)
彼の香水「Cumming」のコマーシャル。こーゆー恥ずかしいことまで平気でやる人ですね。
「恥はあっちゃいけないー恥はセクシーじゃない」
おお、まさにカミング流(最後に一瞬テレてるけどね)。
Cumming, The Fragrance
アラン・カミングの関連エントリはこちら。
Alan Cumming様〜ウェディング