「2人のパパ」日本語字幕版YouTube画像でました


AllAbout同性愛の新着記事にびっくり。
北丸雄二さん・藤嶋貴樹さんが紹介していた「2人のパパ」(4月3日エントリ参照)の日本語字幕版が出ていたそうだ。


AllAbout同性愛ーちょっと感動のYouTubeーとにかく、見てみて「2人のパパ」


YouTube-「Two Father」日本語字幕版


me255658さんなるかたの投稿。
ビデオ画像がちょっと劣化してしまっているが、やはり日本語訳詞字幕がついているだけで、頭に入ってきかたが違う(笑)。


AllAboutうたぐわ氏は、このビデオについて、オランダ在住の龍児さんのこんなコメントを引用しているー

テレンス君がマイクを持った右手首にしているピンク色のブレスレット、これには「PRIDE」って書いてあって、ゲイプライドを示すシンボルなんですよ。この子も自分の生き方と家族に誇りを持っているんですね。歌の中で最後の方で出てくるけれど、ゲイの両親に育てられている子供が学校でいじめられることがあるということが時々メディアで取り上げられますが、テレンス君はほんとうに勇気があると思います。


ときどき、「2人のパパ」のニュースを検索して読んでいる。
英語メディアでは少なくとも2006年の秋ぐらいからあちこちで話題になっていたのが分かるが、とんでもない中傷記事にもぶつかって、びっくりした。
いずれいい記事もまとめてリンクしてみたいけど、取りあえず今日は、そのFree Republicのコラムを晒してみたい。

The "diversity" movement couldn't be more wrong: "two daddies" can never replace a mom in a child's life, and it is utterly selfish of homosexual adults to intentionally put children in this position and to subject other children to propaganda like this.

Today, the Netherlands. Tomorrow, the USA? God help us.


「多様性」を求める動きはこれ以上悪くなりえない。「2人のパパ」は子どもの人生で1人のママの代わりにはならない。故意に子どもをこんな立場に置き、他の子どもたちをこのようなプロパガンダに従わせようとするのは、完全に同性愛者の大人のエゴである。

今日はオランダだ、明日はアメリカか?神よ助けたまえ。
Free Republic-Dutch Children's Video Has Boy Singing about his "Two Real Fathers"(06/09/18)


同性愛者は子どもを持つな、子どもがかわいそうだ、同性愛者が子どもを持つなんてエゴだー異性愛者が子どもを持つのはエゴじゃないのか。異性愛者の子どもに不幸な子どもはいないのか。
同性愛者の子どもも、おまえらが陰に陽にいじめなければ、異性愛者の子ども以上に不幸になりゃせんだろうが。

Gay Adoption simply means that orphans can be raised by loving parents.


ゲイの養子縁組は、ただ孤児たちが愛し合う両親に育てられるということを意味するにすぎない。


Netscape-Dutch Child sings about his Two Fathers


Free Republicが言っていることは、基本的に例の「性道徳・貞操義務」と同じだろう。なにが気に食わないのか、よく分からない。
なにかを大切に思っているのは分かる。それは尊重し尊敬したい。
だが、こういう人びとは、その「大切なもの」そのものを大事にし、よりよくする努力をするわけじゃなく、それ以外のものを叩き潰すことでそれを守ろうとする。
そうすることで、彼らがなにを、どう守れると思っているのか、僕にはよく分からない。


丁寧に全英訳詞も載せていたりして、実は役に立ってしまったページでもあるのだが(全訳詞はほかのサイトでも読めるからいいけど)、こんな主張に頭を染めたあとでこの歌詞のテレンス君の言葉を読んだ人は、「かわいそう」「まあ、気の毒に」としか思わないんだろうか。
同情したい人間は、同情する相手が幸せなのは受けつけない(しばしば、許せない)ものだ。