ガエル・ガルシア・ベルナル様(H)〜祝・メキシコ同性結婚合法化
※注意:ガエル・ガルシア・ベルナル様がゲイとかいう話じゃないです。(H)はヘテロ様という意味です。
仕事で疲れたりニュースで疲れたりネットで目にした文章で疲れたりする。新年度の緊張で,疲れが取れない。
癒しが欲しい。なにか楽しい、パーッと景気のいい話を聴いて疲れを忘れたい。
たとえばガエル・ガルシア・ベルナルがゲイ・アイコンになるとか。(←バカである)
そんなわけで、ガエルさんネタを探してニュースを漁る。(←いいかげんバカである)
でも、ちゃんと見つかるんだな、これが。
この3月、昨年11月に制定されたメキシコ・シティのシビル・ユニオン法により、メキシコ・シティで初の同性結婚が行われた。
旬は外れまくりだが、昨年11月のニュース―
ガエル・ガルシア・ベルナル、ゲイ・ユニオン法を支持
ガエル・ガルシア・ベルナルは、他のメキシコのセレブとともに、ゲイ・シビル・ユニオンを合法化するメキシコ・シティの新法を支持する声明を出した。
ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ(トム・ハンクス主演「ターミナル」のエンリケ役)、映画監督アルフォンソ・キュアロン(「ハリー・ポッターとアズバガンの囚人」の監督)は、51人に加わり、地方紙に今月地方議会で通過した同法を支持する半面の公開書簡を発表した。
この法は先週メキシコ・シティ市長Alejandro Encinasに署名され、4ヶ月後に施行される。同法はメキシコ・シティ在住の同性カップルに諸権利を伴うシビル・ユニオンとして登録することを許可するもので、同性カップルに相続権ほか配偶者に認められる諸利益を承認する。
ガエルさんにルナさん、キュアロン監督は、「天国の口。終わりの楽園」のチームである。
昨年のアカデミー賞受賞の「バベル」も良かったですね。役柄が良かっただけじゃなく、ガエルさんが「メキシコの男」を演じていたのが嬉しかった。
彼はどれほど世界のガエルになろうと、メキシコのために生きる男なんだなあと思う。自分の影響力を知悉し、自分が公の行動や発言を通してどんな政治的・社会的影響を及ぼせるのかを考えながら動いているのがよく分かる。
だから、メキシコ・シティのシビル・ユニオン法成立のときもちゃんと動くのだ。
そういう男だから、カッコいいなあと思うのだ。
ペドロ・アルモドバル監督作品「バッド・エデュケーション」に出演した2004年には、「今年のゲイ・アイコン20(20 gay icons of the year)」に選ばれているガエルさんなのである。
「もし僕が4日前に今年のゲイ・アイコン20に入った(4位か5位だったよ)感想を尋ねられてたら、ほんとうに誇りに思うと答えただろうね。誰かが『おまえはどんなことをしている』と知っててくれて、『おまえはよくやった』と認めてくれたという、一つの評価だから」
いたずらっぽい光がちらっと彼の目を輝かせた。
「けど、同時にほんとうに悲しく思うよ。だって僕は、子どもの頃から僕を支持してくれていたホモフォビックな観客をみんな失っちゃったんだからね。」
Gay.Com UK & Ireland-Gael Garcia Bernal: star of 2004(2004年12月14日のインタビュー)
参考:ガエル・ガルシア・ベルナル・ファンページーガエルWeb Interviewー2004年バッド・エデュケーション*1
ゲイから熱烈に支持されるだけでなく、その支持に応えてこそのゲイ・アイコンである。ファンコールーレスポンスの相互関係がなければならない。ゲイとの関係を恐れて知らんぷりをしているスターは、まだアイコンの名に値しない(と、僕は勝手に思う)。
マドンナやカイリー・ミノーグやシンディー・ローパーのようなノリノリに肝が据わったアイコンならともかく、ガエルさんのような若いスターにとって、ゲイの支持を公然と受け止めることは危険も伴うだろうと思う。幅広いファンにはホモフォビックなヘテロも多い。
しかし、応えるんだな、彼は。
こういう男だから、カッコいいなあと思うんである。
ガエル・ガルシア・ベルナル様ファンページ様
ありがとうございましたです。
※4月5日にちょこちょこと書き直しました。
*1:このインタビューはガエル・ガルシア・ベルナル様ファンサイト様で最初に読ませてもらったのだが、微妙に訳が違うので、もしかしたらソースが違うかもしれない(ファンサイト様はソースを上げておられない)。とりあえず訳はファンサイト様を参考にした原文からの僕のヘタ訳です。ファンサイト様ありがとう。